今朝のyahooニュースにもありましたね.
これまでも歯磨きがインフルエンザの予防に有効であるか調査がされてきました.
東京歯科大学の微生物学講座ではその可能性について2006年に歯科雑誌に投稿し,同年にNHKでも取り上げられていました.
この時の調査はデイケア(通所介護)に通う65歳以上の在宅介護高齢者の協力のもと行われ,偏りのない2グループに分けられた.
1つ目のグループは今まで通りの自分自身での口腔ケアをするコントロール群であり、もう1つのグループは歯科衛生士による専門的口腔ケアと集団口腔衛生指導(歯磨き指導)を行ったテスト群である.
結果は調査開始半年後にテスト群において、口腔内の細菌数と最近が産生する酵素活性の低下が確認され,インフルエンザの発症者の数も少なかった.
このことから、口腔ケアがインフルエンザの発症率を下げることが示唆された.
これらの調査だけからインフルエンザの予防に効果的!とはまだ断言できませんが、高齢者の口腔ケアは誤嚥性肺炎の予防や、その他の細菌性感染症の予防が期待されていて、正しい口腔ケアの仕方が大事なんですね.