待望の雨が続いて朝晩が少し涼しい風が吹くようになりましたね。
当院の治療相談では必要な資料を揃えてから行っております。
患者さんにとって本当に有益な治療を理解していただくために、
写真やレントゲン写真、模型を見ながら治療方針を決めていきます。
インプラントに限らずですが、現在、治療相談で多いのは歯並びが悪いことから始まる痛みの相談が増えています。
先日のお知らせブログでも書きましたが、この夏は猛暑日が連続したせいか、歯ぐきに疲れが出ているようです。
ただ、疲れただけでは歯ぐきは腫れたりしません。
”汚れ”と”力の集中”が重なった時に、さらに疲れによって免疫力が下がると腫れる確率が上がります。
解決策は”汚れ”を溜めないこと、”力の集中”を起こさないようにすることが重要です。
”汚れ”は歯みがきと定期検診・クリーニングで解決できますが、
”力の集中”の”力”とは歯にかかりうる全ての力のことで噛む力、すりつぶす力、歯ぎしりの力などのことであり、簡単にその力を減らすことはできません。原因としては歯並びが悪かったり、中断してしまった治療途中の箇所や歯を失ったままにしていると、かみ合わせがだんだん変化しはじめ、やがて歯にかかる”力の集中”を起こしたところから悪くなるのです。ですから、一つの口の中にある上の歯と下の歯のかみ合わせの関係性を考えながら、”力の集中”を避けられる治療方針が大切だと考えます。
もし腫れたとしてもすぐ対処ができた場合は歯肉炎(インプラントの場合はインプラント周囲粘膜炎)で治めることができ、その歯(またはインプラント)の周りの骨が溶けてなくならないようにできますが、そのまま放置してしまうと知らず知らずのうちに周りの骨が溶け出して簡単には治らない歯周炎(インプラントの場合はインプラント周囲炎)に進行してしまいます。
歯周炎の治療は感染した組織を取り除いて、必要に応じて再生治療を行いますが、インプラントの周りの骨が溶けてしまうインプラント周囲炎では確実な再生療法が確立されていません。さらに、インプラントの種類によっては少しの骨の喪失であっても、”力の集中”を改善しておかずに使用を続けるとインプラント自体が折れてしまうこともあります。自分の歯も人工の歯も耐えうる限界の力があるため、過大な力がかからない設計をして、生涯にわたって使い続けられるよう、バランスの良いかみ合わせを目指した治療を提案いたします。
”安心、安全な治療方法と長期安定する治療を目指すSRデンタルクリニック”
東京都品川区大崎の歯科|SRデンタルインプラントセンター大崎