ITIとは患者様の利益のために研究・開発・教育を通じ、インプラント歯学と関連組織再生のあらゆる知識の普及と振興を目指す世界的非営利学術組織です。この団体が開催する学術イベントでは最先端の知識や研究データを世界中の大学教授や優れた臨床家によって講演されます。
6月16日、17日とITI(TInternational Team for Implantology)が主催するコングレスジャパンが行われました。ITIセクションジャパンチェアマンの船越先生の開会の言葉に始まり、ITIプレジデントのStephen Chen先生のスピーチ、そして国内外の大学教授や臨床家から近代インプラント治療の世界標準や治療の根拠についてのレクチャーが続きました。
初めて参加した2004年頃から比べると、短期的な結果から得られる成功だけではなく長期経過を観察した結果をもとに患者さんの希望によりそった治療計画の立て方を重視するようになり、新しい技術の支援を受けて低侵襲手術の試みなど、患者さんの負担を減らしながら良好な結果を得る内容へと、理想を現実にできるようになってきました。
また今回の学会では発表する場をいただいて大変貴重な経験もできました。